OSAMU GOODS STORY

Vol.37

MAKING OF OSAMU GOODS

OSAMU’S MOTHER GOOSE 6

マザーグースの中に、クリスマスの短い詩があったので、季節感をあらわすために、絵本に使いました。

むかしぼくの中学、高校とプロテスタント系キリスト教学校へ通っていた頃は、毎日2時間目と3時間目の間に、講堂に集って礼拝の時間がありました。たいがいは居眠りしていたのですが、賛美歌だけは好きでよく歌い、曲を憶えたものです。
季節ごとに名曲が揃っていて、特にクリスマスはいい曲ばかりなのです。無信心なぼくでさえも、賛美歌を歌い聴いていると、なんとなく静謐な気分になってくるから不思議なもんですね。

高校生になると、楽しいクリスマスデートでは、ダンスパーティの後に教会のミサにまで出かけたりして、健全な青春をやっていましたよ。
一年に一度、それもカソリック系の教会へ行ったのが、クリスマスミサだけというのでは不謹慎きわまりないな。神の子キリストのお誕生日祝いだというのにね。
ともあれ賛美歌のクリスマスナンバーは大好きな曲ばかりで、なかでも、
「荒野(あらの)の果てに 夕陽は落ちて
たえなる調べ 天(あめ)よりくだる
グロォリア インエクセルシスデオ」
というのが一番好きでした。

そんなわけ?でこの絵本、男の子と一緒に犬も雪だるまも大口あけて賛美歌を歌ってもらう図とあいなりました。

CHRISTMAS

クリスマスは 年一度。
だから よけいに 嬉しいの

関連コンテンツ

BOOKS