OSAMU GOODS STORY

Vol.20

MAKING OF OSAMU GOODS

TOTE BAG

新学期になると、必ずこのトートバッグ(当時の通称スクールバッグ)を新しいものに毎年買い替えていたという、もと女学生の話を聞いたことがあります。学校指定のバッグにこれを添えて持つことが流行したり、ある学校ではそれを禁止したりと、確かにこのバッグはオサムグッズでもベストセラーのシリーズでした。
各キャラクターが登場して、色彩の種類も沢山ありました。顔も4回ぐらい描き変えたと思います。前に描いたものを見るとすぐどこかを手直ししたくなる癖があったからです。微妙に線の太さなども気に入るまで変えていたのです。

横の写真は、バッグの裏側のデザインです。表は線画の顔(オサムグッズスタイル67頁)で、裏側は各キャラクターすべてをシルエットにしてあります。
この単なる思い付きのようなアイデアが、ぼく自身は一番好きなデザインなのです(自己満足)。もともとアブストラクト(抽象絵画)好きなので、この一色の地色に、真っ黒なシルエットの形態が抽象的で面白いのです。

というような個人的な話で申し訳ない。ただ、また別のもと女学生の話によると、通学時に学校間近になったら派手な顔柄の表をクルリと裏返しすれば、ただの抽象柄になって目立たなくなり、大変便利であると誉められたこともあるのです。このデザインも無駄ではなかったわけですよね。良かったヨカッタ。